こんな時は119番

現場ではどのような時に119番通報をすれば良いでしょうか。

スポーツの現場で外傷を負ったとき気を付けなければいけない事は重症度の見極めです。

最も注意を要するのは「頭頚部損傷」です。

症状によっては早急に病院への搬送が必要となってきます。

意識があるか、手足が麻痺してないか、重度と思われた際には直ぐに救急車を読んでください。

主に頭頚部の損傷による「脳震盪」は軽く見ないで下さい。

その場はあまり問題がないような症状でも、セカンドインパクト症候群などの後遺症が残る事もあります。

脳震盪の症状は1度から3度の段階に分けられます。

一番軽い1度の場合、さらにそれが初回である場合様子を見て再度運動に復帰することも可能です。

しかしそれ以外は直ちに運動を中止すべきでしょう。

特にラグビーやアメリカンフットボールのようなコンタクトスポーツなどは脳震盪を起こした後の再出場は危険を伴う事を忘れてはいけません。

スポーツドクターの判断、対応が必要となってきます。

この他にも重度の熱中症や心肺停止などは救急処置と同時に救急車の手配がひつようです。

心肺停止の処置については、その施設にAED(自動体外式除細動器)が設置されているか設置場所はどこかを事前にかくにんしておくことが必要です。

症状の確認と対処法

頭頚部を損傷していると思われたらむやみに動かしてはいけません。

移動させる際も厳守させる事は頭頚部の保持です。

けが人が小さな子供であっても、両手で頭を抱えて頭頚部をしっかり固定して必ず頭と体幹をそれぞれ保持する人に別れてゆっくり運びましょう。

アメリカンフットボールやラクロスなどのように頭に防具を付けている場合は、状況により無理に脱がさずそのままの状態で固定します。

その後寝かせた状態で意識障害の有無確認します。「今日は何日?」「ここはどこ?」などを質問をします。その際「大丈夫か?」などと身体を揺さぶる事は症状を悪化させてしまいますので厳禁です。

意識がはっきりしている場合でも頚髄を損傷していると手足が動かなくなります。手足に異常が無いかどうか確認します。

その他突発的なおう吐や強い頭痛が無いかも確認します。

また意識が戻っても小さな出血を繰り返すことで硬膜下血腫が生じる場合もあり、これには最低半日以上の注意深い観察が必要です。

以上のような意識障害、手足の麻痺、突発的おう吐、強い頭痛などの症状は重度の頭頚部損傷である可能性が高く、救急搬送の必要があるサインです。

直ちに救急車を手配してください。

心肺停止の救命処置

施設にAEDが設置されていない場合は、ろっ骨を圧迫して心肺蘇生法を行います。

①体を揺らさず、声をかけて反応が見られない場合は119番通報とともに、胸腹部の呼吸の状態を確認します。

②呼吸していないと判断した場合は肋骨の上を目安に十分な強さで1分間に100回の速さで圧迫を繰り返します。疲れたら交代して、救急車が到着するまで続けます。