RICE処置

RICEとはRest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の4つの頭文字からなるもので、外傷に対する応急手当の基本となるものです。

けがをしたときはまず安静。けがの種類によっては直ちに冷やし患部を圧迫する。患部を心臓より高い位置に上げる。大抵のけがはこの4つに固定を加えることで対応します。

重度の頭頚部損傷、重度の熱中症、心肺停止などとは違い、緊急を要することのない外傷についてはけしてあわてないで安静にして外傷度の程度を観察して、正しいRICE処置を行ってください。

患部を冷やすアイスパックを作るビニール袋、氷、止血に用いる清潔なガーゼ、圧迫、固定などにしようする包帯やテーピング類などRICE処置をスムーズに行うための救急キットはこまめに点検していざという時のために備えておくことが大切でしょう。

Rest【安静】  🔴除痛   🔴二次損傷防止

Ice【冷却】     🔴除痛   🔴血流減少  🔴腫脹減少

Compression【圧迫】  🔴止血  🔴腫脹防止

Elevation【挙上】  🔴血流減少  🔴静脈還流促進

頻度の高い外傷に対する処置

脱臼  まずはREST【安静】  激しい痛みを伴うことが多いので傷病者が一番楽な肢位で安静にして固定処置を行う。整復は原則的に医師又は経験のあるメディカルスタッフが行う。

捻挫  まずはICE【冷却】  内出血によるダメージを少なくするために外傷後なるべく早くアイシングをする。冷却時間、回数、期間は程度やぶいによって異なるが、おおよそ30分以内1日3回3日間の「3-3-3」と覚えておいてください。

骨折  まずはRest【安静】  異常な腫れ、異常な可動性、強い痛みがある場合は骨折を疑って、患部の上下関節が動かないように固定しましょう。適当な固定具がない場合は新聞紙を丸めたり、ボールペン、バットなどで代用して固定します。

突き指  まずはIce【冷却】  軽度であってもむやみに引っ張るのは悪化につながるので控えるべきです。氷で冷却してテーピングで固定します。

切り傷  まずはcompression【圧迫】  出血部位を清潔なハンカチや布で押さえて止血します。それでも止まらない場合は手足の場合は心臓より高い位置におきましょう。きれいな流水で患部を洗うことも感染を防ぐために有効です。